手ぬぐいの生地一覧

手ぬぐい製作に使用する生地は、「特岡」「岡」「総理(文)」の3種類があります。それぞれを用途によって使い分ける事で、コストと品質のバランスを調整していきます。

糸から見た生地の特徴

  • 特岡(目が粗く、薄手)
    岡は30番手と呼ばれる細い目の糸を使い織り込みます。仕上がりもきめ細かく、印刷した際、プリントしたデザインがとてもよく映えます。
  • または総理は20番手の太目の糸を使って織り込みます。仕上がりは素朴な風合いになり、目が粗い分通気性が良いです。最初の内は洗うと端が解れていきますが、何度か洗う内に次第に解れない様になっていきます。

印刷方法から見た生地の特徴

生地の特徴をご説明いたします。

  • 両端を切りっぱなしにしている特徴
    これは昔、草鞋や草履、下駄などを履いて生活していた為、鼻緒が切れた際、手ぬぐいを縦に割いて鼻緒の代用として使っていた事や、水に濡らして使用した後、端が切りっぱなしの為、乾く易くまた、埃などが溜まりにくいからだとされています。
  • 横幅が、90cmの長さです
    これがスポーツ剣道用ですと、100cmとなります。縦幅も特岡が35cmで、次に岡が34cm、そして文、または総理が33cmになります。なお、染めや洗いの段階で1cm前後縮小する可能性がございます。